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早期退職(希望退職)に応募してはいけない人

私の会社で最近早期退職(希望退職)の募集が始まりました。

過去にも何度も実施していて、多くの仲間が会社を辞めていきましたが、その後再就職が上手くいった人と、厳しい現実に直面した人、両方を見てきました。

私は面談する側も経験しており、早期退職(希望退職)のあっせんを請け負う転職エージェントの本音を聞くこともたくさんありましたので、早期退職(希望退職)の現実をよく分かっているつもりです。

早期退職(希望退職)は人によっては必ずしもネガティブなものではありませんが、やはり人によっては厳しいものになるでしょう。

今回は会社で早期退職(希望退職)の募集が始まったとき、応募してはいけない人とはどんな人かを私なりに解説したいと思います。

早期退職(希望退職)に応募してもいい人

市場価値が高い人、つまり今の会社意外で通用するスキルがある人は割り増し退職金をもらってどんどんステップアップしていけばいいんじゃないでしょうか?

自分の市場価値が分からないという人も多いかもしれませんが、今の地位が年功によるものなのかどうかで考えてみるといいでしょう。

特段秀でたスキルはないが、大きな失敗もせず今の会社でキャリアを積んだことで付いた肩書は他の会社で通用しない可能性が高いですよね。

自分がなぜ今の地位にいるかは意外に自分がよく分かっていると思います。

早期退職(希望退職)に応募してはいけない人

前項の反対で、「今の地位が年功によるものだと自覚がある人」は、早期退職(希望退職)への応募は慎重になったほうがいいでしょう。

つまり「社内評価が実力以上に高い人」です。

特に実力があるワケではなく、会社に長くいたことで付いた肩書は外では通用しません。

そしてここでの問題は「今の地位が年功によるものだと自覚がない人」が多いということです。

課長、部長といった肩書が実力であると思い込んでいる場合がクセモノですね。社内の評価はあくまでも相対的なもので、絶対的なものではないということを理解しなければなりません。

私の同僚で早期退職(希望退職)に応募したけど全然就職が決まらなかったり、極端に条件が悪くなった(年収が下がった)人はほとんどこのタイプだったように思います。

逆に会社の肩書はたいしたことなかった人の方が上手くいくケースが多かったですね。

それから減収を受け入れられない人、今までと同等の肩書にこだわる人も苦労します。転職するなら一から出直すくらいの気持ちでないとダメだと思います。今まで○○部長だったから、同等のポジションを用意してほしいと言っても多くの場合は難しいでしょう。

もちろん好待遇で迎えてくれる場合もあるかもしれませんが、実力が伴わなければすぐに降格になったりいずらくなったりします。

そもそもそういう人は今の会社が手放さないでしょう。

最後に。。。 少しでも迷ったら応募しないのが正解

私は個人的には少しでも迷ったら早期退職(希望退職)には応募しないのが正解だと思います。

もちろん会社の業績が厳しい等の理由があるワケですから、そのまま居続けるのが絶対正解ではありません。

応募しない(退職勧奨を拒否する)ことで会社にいずらくなることだってあるかもしれません。

しかし、今より状況が悪くなるリスクが少しでもあるなら留まった方がいいのではないでしょうか?

その上で今の会社への依存度を下げていくのがおススメだと思います。

そのためにも副業にチャレンジしましょう。

唯一私が転職をすすめるとしたら、それは今の会社が副業できなかったり、残業が忙しすぎて副業の時間を取れない場合です。

転職したって、今の会社に居続けたって65歳とかになったら放り出されるんですよ。しかもそのあと30年くらい生きなきゃならないんです。

できるだけ早くから自分で稼げるスキルを身に付けた方がいいのではないでしょうか?

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